【ヒットの秘密】 置き型タイプの防虫剤〈「ゴキのテキ」〉/100%植物成分で忌避と消臭も (2022年3月31日号)

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置き型タイプの防虫剤「ゴキのテキ」

置き型タイプの防虫剤「ゴキのテキ」

 自然素材やエコロジー雑貨などの生活アートクラブ(本社東京都、富士村夏樹社長、(電)03―3356―0011)は2014年頃から、置き型タイプの防虫剤「ゴキのテキ」を販売し、高いリピート率で販売数を伸ばしている。
 商品には植物由来100%の成分を使用している。30種類の樹木抽出成分が空気中に発散して、害虫が嫌がる空間を作る。その場にすみ付くことを防いで、ダニの増殖の抑制にもつながる。植物精油の香りは忌避効果を促すだけでなく、消臭効果も発揮するという。
 価格は2個入りで税込880円、10個入りは税込4400円。市販の防虫品に比べると高単価商材になるが、「リピート率は6割以上になっている」(同社)と言う。
 化学成分入りの防虫剤とは異なり、植物性という特徴がユーザーの支持を集める要因になっていると分析している。商品は女性目線で開発されたこともポイント。「創業当初から、エコロジーやエシカル、SDGsを軸とした事業展開を進めている」(同)と言い、ゴキのテキの包装も紙で設計した作りにしている。
 商品の設置場所は、冷蔵庫の下や裏、ガス台の裏、シンク下の扉の中、ごみ箱の周りなど、害虫の通り道になる可能性のある場所。効果は約2~3カ月で、時期がきたら交換するようにする。
 ゴキのテキは、同社の自社ECサイト「エコデパジャパン」で販売しつつ、卸販売も行っている。

害虫が通りそうな場所に置くだけ

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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