【ヒットの秘密】 ペヤング専用ホットプレート〈「焼きペヤングメーカー」〉/テレビ紹介で人気、販売台数4万台

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販売台数4万台を超えたカップ焼きそば用のホットプレート「焼きペヤングメーカー」

販売台数4万台を超えたカップ焼きそば用のホットプレート「焼きペヤングメーカー」

 家電メーカーのライソン(本社大阪府、山俊介社長、(電)06―6789―0877)は、19年に発売したカップ焼きそば用のホットプレート「焼きペヤングメーカー」の販売台数が4万台を超えた。
 まるか食品の「ペヤングソースやきそば」に特化している。カップ焼きそばをフライパンで炒めるとおいしくなることからヒントを得た。
 今年の夏に、お笑い芸人のケンドーコバヤシが出演したテレビ番組で、「焼きペヤングメーカー」で作った焼きそばを食べる企画があり、これを見た視聴者から知名度が高まった。今年だけで1万1000台を販売しているという。
 10分ほどで焼きあがる。ホットプレートに適量の水を加えて沸騰させたあと、麺とかやくを加える。麺の下半分がしんなりし始めたら裏返し、水分を飛ばしながら焼いていく。最後にソースをなじませて完成する。
 ホットプレートの温度は、焼きそばを焼くための最適な温度を保っているため、ホットケーキなどの調理には適していない。
 「ペヤング以外の焼きそばの調理も可能なのか」という問いに対し、広報担当の三上紅美子氏は、「他のカップ焼きそばの場合、味が濃くなりすぎることがあり、ペヤングだけに特化している」と話す。
 ドン・キホーテやヴィレッジヴァンガードなどの雑貨店だけでなく、家電量販店などにも卸して通販ルートで拡販している。参考価格は2980円(税抜)。本体重量は800グラム。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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