【ヒットのひみつ】 プロジェクター付き照明〈「popin Aladdin」〉/独自の商品・マーケ展開、2年で4万台

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ローレンスたけしシニアセールスマネージャー

 中国の検索大手バイドゥの子会社でメディアの収益化支援などを展開するpopin(ポップイン、本社東京都、程涛社長)が開発・販売するプロジェクター付きシーリングライト「popin Aladdin(ポップイン アラジン、自社サイトでの販売価格は税・送料込みで7万9800円)」は、発売2年で4万台以上を販売している。照明とプロジェクターが一体化しているユニークさがメディアに取り上げられただけでなく、大手流通の販路を確保。ECモールやライブコマースでも高い成果を上げている。
 「popin Aladdin」は、プロジェクターとスピーカー、シーリングライトが一体となったスマートライト。動画配信サービスの映像だけでなく、ブルーレイプレイヤーと連携すればテレビ番組も部屋の壁に投影できる。写真やアートを映したり、ゲームを楽しめるコンテンツもある。自動で絵本を読み聞かせたり、言葉を学べる子ども向けコンテンツも用意した。
 「当社の代表が子どもの寝かしつけをする際に、もっと豊かな体験ができないかと考えて開発した。天井から給電し、Wi―Fi(ワイファイ)に接続するだけで利用でき、配線が不要。省スペースで大画面のプロジェクターを楽しむことができ、日本の住宅事情にも合った商品だ」(イノベーション事業本部・ローレンスたけしシニアセールスマネージャー)と話す。
 17年11月にクラウドファンディングで商品を発表し、2700台の注文を獲得。18年11月の一般販売に先駆け、予約販売すると2500台の注文が集まった。18年だけでも約1万台を販売した。
 大手家電量販店に販路を拡大し、ECでの直販も開始した。19年2月に「楽天市場」のセール「お買いものマラソン」に参加すると、事前告知だけの宣伝で2時間に800台を販売。同10月にはインスタグラムでライブコマースを行うと、4時間限定で1100台売れた。19年は約3万台販売したという。
 「メディア露出に加えて商品の良さを伝える工夫をすることで、購買につなげることができた。オリンピックイヤーでもある今年は、さらに訴求方法を工夫し、販売台数6万台を目標にしている」(同)と意気込む。

「popin Aladdin」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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