【ニュースの深層】□□205  <国民生活センター> 「全国の消費生活相談の状況」公開/苦情相談の3分の1が通販、件数は38万超に(2026年8月20日号)

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 国民生活センターは8月5日、25年度における「全国の消費生活相談の状況」を公開した。同データによると、「通信販売」における苦情相談は38万2721件で、昨年度と比較して4万6256件増加した。さらに25年度の苦情相談全体の約3分の1が「通信販売」での購入に関するものだったという。EC・通販事業者には、商品やサービスの内容をより明確に提示することが、今後一層求められている。

■通販が相談数を押し上げ

 「全国の消費生活相談の状況」では、26年5月末日までの1年間において、全国消費生活情報ネットワークシステム「PIO―NET(パイオネット)」に登録された苦情相談の状況をまとめている。全体の相談件数は100万6377件で、過去10年間で最多となった。そのうち38%が「通信販売」に関する内容だった。
 25年度における全体の苦情相談は、24年度の91万3355件と比べると、約9万件増加している。「通信販売」のみで約4万6256件増加しており、全体における増加分の、約半数を占めている状況だ。


■"身に覚えのない"多数

 「商品・役務等」別にみると、1位が「商品一般」で全体の10.6%、2位が「化粧品」で同6.5%、3位が「賃貸アパート・マンション」で同4.3%となった。4位が「健康食品」で同3.8%となっている。
 「商品一般」では、身に覚えのない未納料金を請求する電話に関する相談や、通販サイトなどをうた語った迷惑メール、「自分宛てに身に覚えのない荷物が届いた」という相談などが寄せられた。
 2位の「化粧品」、4位の「健康食品」では、SNSやインターネット上の広告をきっかけとした通販での定期購入契約に関する相談が多く寄せられている。
 「インターネット通販」に関する相談者の平均年齢は54.7歳、「定期購入」は62.4歳となっており、比較的高齢な層による相談が多いようだ。
 国民生活センターの担当者は「『SNSの広告が入り口となって不審な商品を買ってしまった』という相談が、特に増えていると感じる」と話した。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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