【ニュースの深層】サラシアサプリ原料の医薬品成分混入事件/供給先は30社超と判明/アサヒや明治薬品など大手も(2025年7月10日号)

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 アサヒグループ食品や明治薬品など、サラシアを原料とした機能性表示食品のサプリを販売する大手各社が、自主回収を続々と発表している。原料メーカーのタカマ(本社山口県)が供給した「サラシアオブロンガ・エキス末B」に、医薬品成分の「エフェドリン」が誤って微量混入していたことが分かったからだ。タカマが原料の加工を発注していた松浦薬業(本社愛知県)の工場の、ラインの洗浄不足が原因だとしている。タカマによると、医薬品成分が誤って混入した計7ロットを提供したのは、30社以上に上るとみられるという。今後も影響は続きそうだ。
 タカマによると、今回回収対象となったのは、「サラシアオブロンガ・エキス末B」のロット番号「2111」「2112」「2206」「2206ア」「2207」「2210」「2210A」の計7ロットだ。
 タカマによると、現時点ではこの件に起因する健康被害の報告はないという。仮に大量摂取した場合でも、健康被害を及ぼす可能性は低いとしている。

(続きは、「日本流通産業新聞 7月10日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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