【ニュースの深層】□□197 <JRMA、協会名を変更へ> 新たに人材育成の機会を提供(2026年5月14日号)

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 一般社団法人日本リテンション・マーケティング協会(JRMA、事務局東京都、奥谷孝司代表理事)はこのほど、協会名を変更した。新たな協会名は「一般社団法人日本カスタマーエンゲージメント協会(JCEA)」で、代表理事は継続してオイシックス・ラ・大地専門役員兼COCOの奥谷氏が務める。JCEAでは、新たに人材育成の場になるような機会の創出にも注力していく方針だ。

 JRMAは14年に設立し、16年から活動を開始した。主にリテンション(既存顧客との関係性維持)を目的に、セミナーやイベントなどを実施してきた。登壇講師数は150人、会合参加者数は3000人を超えた。25年で10年間の活動を終え、26年より11年目と突入する時期だった。
 「25年初頭より理事会で協会名や活動の変更を検討し始めた。今後は、状態形成の源・基盤となる『カスタマー・エンゲージメント=顧客との契り・約束』をどう企業側が経営において位置付けて、どう実践していくべきかの学習・研究を重ねて、カスタマー・エンゲージメントによる日本経済の活性化の一翼を担うことを目的として、JCEAを発足することにした」(野口健介理事)と経緯を語る。
 活動内容としては、JRMAでも行っていた従来の定例会合を中心とした情報共有、学習、交流は継続する。日本消費者行動研究学会との共同研究なども引き続き実施する。新たな取り組みとして、教育による人材育成の機会を設けたいと考えているという。
 「人材育成の企画は、業界のリーダー的立場で活動をされている人に講師をお願いし、ワークショップ形式でのカリキュラムとなる。こちらは有料企画となるが、会員企業さまには各種特典がある。また、会員区分として、従来の法人の正会員、賛助会員に加えて、個人会員の区分を設けた。会員とは別に『パートナースポンサーシップ』の制度を設け、スポンサー企業さまは、上記教育プログラムの無料枠をはじめ、POCの実施機会のサポートなどが受けらるのが特徴だ」(同)と説明する。
 理事体制に変更はない。さらに新たに顧問制度や外部からの有識者の登用は行わないという。JCEAとして発足後、さらに会員企業数を増やしていきたい考えだ。
 「集客施策に関しては、まだ具体的には決定していないが、SNSやメディアを通じてのPR活動、デジタルメディアを中心とした広告活動などを通じて、浸透を図りたいと考えている」(同)と展望を話す。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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