【受賞店に聞く】 〈SOY2016 「あす楽賞」 医薬品・コンタクト・介護分野「ジャンル賞」〉エース/PB商品拡充し物流も強化

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山下雅史社長(写真左)と、WEB戦略部の嶋尾真氏

山下雅史社長(写真左)と、WEB戦略部の嶋尾真氏

 コンタクトレンズやカラーコンタクトのECサイト「クイーンアイズ」の運営を行うエース(本社東京都、山下雅史社長)は楽天SOY2016で「あす楽賞」と医薬品・コンタクト・介護分野での「ジャンル賞」を受賞している。17年7月期のEC売上高は前期比20%以上増となった。以降も、毎年増収を続けており、19年7月期の売上高は前期比10%増だったという。
 19年7月期の増収の要因は、PB商品の拡充だとしている。19年2月にPBのカラーコンタクト「LARME(ラルム)」の新色を販売して以降、4月、5月と立て続けにPBの新商品を展開していった。カラーバリエーションだけでなく、カラーコンタクトレンズの質感にこだわった商品群の拡充も行った。流行の商品も取り入れるなどしたことが、販売拡大につながったとしている。
 サイトの更新なども定期的に実施。LP制作においては、新しいデザイナーを採用するなど、流行を反映したデザインに仕上げる体制を整えていったという。
 同社では、カラーコンタクトレンズのキャラクターとしてタレントやモデルなどを起用し、紹介を行っている。PB商品やナショナルブランド商品などを含めると、同社が起用しているタレントやモデルの人数は50人前後にもなっているという。
 18年10月には物流拠点を東京・中央区から江戸川区葛西へと移転した。物流拠点の面積は従来の2.5倍に拡大。倉庫内の設備として、最新の自動梱包機を導入。一気に設備投資を行ったという。1日にさばける量が増えたことから、高評価のレビューを利用者からもらうケースも増えた。サイトの信用度が向上しただけではなく、販売の拡大にもつながったとしている。


【データ】
■販売チャネル「自社サイト」「楽天市場」「ヤフーショッピング」「天猫国際」
■導入システム「フューチャーショップ(ECサイト構築)」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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