【EC注目株】第74回<オープンドア>/97年起業後1年半で黒字化も15年株式公開の新規上場企業

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”18年3月期決算の様子見が賢明。焦りは禁物。”


 オープンドア(3926)は2015年12月に株式を公開した、いまだに湯気の立つ新規上場企業。関根大介社長の起業家スピリットが産み出した。「いずれ起業を」という思いを抱いていた同氏は、元家電メーカーマン。北米向けビデオの製作に携わっていた。
 「世界各国のメーカーの部品を導入していたが、情報を取るのは分厚いカタログ。簡易なデータベースで調べられないか、という思いが日増しに強くなっていった。情報というのはユーザーが容易につかめるものでなくてはダメ。これがいまの事業を興す引き金になった」と振り返る。
 同社のビジネスは一口に言うと、複数の旅行予約サイトが競い合う内外の旅行プランを一括して検索できるネットサイト『トラベルコちゃん』や、外国人向け旅行比較サイト『TravelKo』の運営。
 1997年4月の起業からわずか1年半余りで月次ベースながら黒字化に至っているが、関根氏の用意周到ぶりが背景にある。「果たして旅行代理店側に自分が考えるようなサイトへの需要があるかどうかを把握しようと、訳を話してアイ・エー・エス・エスに1年間籍を置いた。ニーズありと判断し会社を立ち上げた」と言う。
(続きは、「日本ネット経済新聞」12月22日・29日合併号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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