【EC注目株!】第105回〈アスクル〉 今期は倉庫火災から完全復活目指す基礎固めを/「重荷」解消のメド確認まで深追い避けたい

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 事務用品の通販で知られるアスクル(2678、5月期)は今期を、昨年2月に起こった「物流倉庫(埼玉県)」の火災から完全復活を遂げる基礎固めの年度と位置付けている。期初計画は火災の影響を勘案し「8.7%の増収、60.5%の営業増益」でスタートした。対して開示済みの6—2月期実績の進捗率は、「売上高72%、営業利益103%」と、通期利益上振れの公算大。
 アナリストはここまでの推移を「BtoC部門(ロハコ)は、火災を契機に取扱商品減/販売数量減や、新設物流センターの低生産性による物流変動費が一時的に増加したこともあり、低迷を余儀なくされている。主力のBtoB(法人向け)事業の新規顧客増や商品数の増加が牽引役となっている」と解説する。
 周知の通りアスクルは、「広範な事務用品」や、「企業の作業現場用品」「衛生・介護用品」「医療機関向け用品」のカタログを介した通信販売を手掛けており、その総アイテム数は約3万6500に及んでいる。
 そんな同社がネット通販に歩を進めたのは、1997年3月。インターネットが活用されるようになった黎明期である。製造業の現場作業用品の販売が伸張する中で取扱製品の拡充を図り、昨年8月には取扱商品数が373万余に達した。また、ネット通販の利便性も力を注ぐ姿勢を示し続けている。

(続きは、「日本ネット経済新聞」3月22日号で)


〈筆者プロフィール〉
千葉明(ちば・あきら)氏
 昭和24年(1949年)6月18日、群馬県前橋市生まれ。群馬県立前橋高等学校、明治大学政経学部卒業。1973年4月、日本短波放送(現日経ラジオ社)入社。1976年5月、経済評論家・亀岡大郎氏に師事。1982年6月、独立、(有)オフィスエーシー設立。そして自営のいまも、新聞・雑誌の原稿作成、書籍上梓、講演活動に従事。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。


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