【EC注目株!】第138回〈テンポスホールディングス〉 業務用厨房機器リサイクル販売で独壇場/中間期の出方が2400円台復帰のポイント

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 テンポスホールディングス(2751、4月期、以下テンポスHD)は、業務用厨房機器のリサイクル販売で独壇場。
 そんなテンポスHDがネット通販に進出したのは2004年のこと。「EC時代到来」を見据えてのことだった。運営は子会社のテンポスドットコムが手掛けている。
 店舗販売で実績を誇っていただけに、その浸透も早かった。利用顧客数は16年度の約3万7500人から17年度は約4万8400人、そして18年度は約6万3000人超と、着実な右肩上がりの推移。実店舗での取り扱いアイテム数約2~3万に対し、ECでは約22万アイテムが取り扱われている。
 ECに関してIR担当者は、「中古商品をネットで見て、直接店舗で実際の機器の状態等を確認できる。店舗在庫を明確にすることで、ユーザーが実店舗とネット双方を活用している」と説明する。そしてテンポスHDではECに関し、今後の展開について「現在の売上高20億円規模を、50億円に高める」と注力姿勢を示している。
 製氷機・冷凍ストッカー(フリーザー)・コールドテーブル(冷たい料理をするまでの保管装置)などがECでの売れ筋商品。

(続きは、「日本ネット経済新聞」10月3日号で)

〈筆者プロフィール〉
千葉明(ちば・あきら)氏
 昭和24年(1949年)6月18日、群馬県前橋市生まれ。群馬県立前橋高等学校、明治大学政経学部卒業。1973年4月、日本短波放送(現日経ラジオ社)入社。1976年5月、経済評論家・亀岡大郎氏に師事。1982年6月、独立、(有)オフィスエーシー設立。そして自営のいまも、新聞・雑誌の原稿作成、書籍上梓、講演活動に従事。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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