【EC注目株!】第89回 ヒラキ/大量の商品のため通販に活路。現在のネット比率は60%超に

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”時価920円台と出直り。腰を据え1097円待ちが賢策”

 靴や衣料そして雑貨・インテリアの通販を中心に小売・卸業も展開するヒラキ(3059)の祖業は、靴のヒールなど部品の製販。1978年に靴を軸としたディスカウント小売業に進出したが、ほどなく自社生産を停止した。創業者で初代社長の故平木勝氏の慧眼がそこにはあった。
 中国に頻繁に足を運んだ平木氏は「大量生産ではいずれ中国に勝てない日がくる」と肌身で実感。1000を超す中国の工場に足を運び、技術指導を行いながら「大量発注↓直接取引↓低価格実現」の体制を150社と親密な関係を構築し実現した。
 通販を販売の主軸に据えたのも、IR担当者の言葉を借りれば「自社の店舗だけでは販売できない商品量だったため、活路を求めてチラシやカタログによる通販を開始した」。
 同社の製品は安い。780円のスニーカーは筆者も知っていたが認識不足だった。「180円スニーカー(累計販売量565万足)」「180円子どもスリッポン(365万足)」「180円ポロシャツ(80万枚)」「499円ボアブーツ(80万足)」等々の大ヒットを飛ばしてきた。
 当初は商品性能に苦を強いられたことは容易に想像がつく。幹部社員が現地に飛び、詰めて技術指導して一定水準の品質確保をチェックすることが繰り返された。「当社のビジネスモデルの一つ〝足で稼ぐ〟商法の実践」とIR担当者は振り返る。
 同社がネット通販を開始したのは00年。「ブロードバンド」時代到来を機に、「ディスカウント通販のヒラキ」を開設した。

(続きは、「日本ネット経済新聞」7月20日号で)


【EC注目株!】プロフィール
千葉明(ちば・あきら)氏
 昭和24年(1949年)6月18日、群馬県前橋市生まれ。群馬県立前橋高等学校、明治大学政経学部卒業。1973年4月、日本短波放送(現日経ラジオ社)入社。1976年5月、経済評論家・亀岡大郎氏に師事。1982年6月、独立、(有)オフィスエーシー設立。そして自営のいまも、新聞・雑誌の原稿作成、書籍上梓、講演活動に従事。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。


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