【EC注目株!】第118回〈ヒラキ〉 ネット通販に軸足置く方向で、収益力は右肩上がり/中間期の利益がカギ 中期構えで回復待つのも一策

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 靴を中心に衣料品・バッグ・インテリア雑貨などの通販で知られるヒラキ(3059)の収益力が、あらためて右肩上がりに転じてきている。
 同社は通販・(ディスカウント)店舗販売・卸が事業の3本柱だが、なんといっても強みは「低廉価」。それを実現しているのは「自社企画↓海外生産拠点工場への大量発注↓直輸入」という枠組みのビジネスモデルに求められる。
 総売上高の約53%を占める通販部門(カタログ販売/ネット通販)には、徹底した姿勢で臨んでいる。前3月期には「初のテレビCM」「約1万7000カ所のスーパーへのカタログ設置」「100円ショップのレジ袋への約650万枚のチラシ封入」「約1万7000店舗の携帯電話店舗に約169万部のカタログ設置」の実行がなされている。
 またヒラキでは、インフルエンサー(SNSで存在感が高い)人物へのサンプルを無料提供し、反応の書き込みを促している。

(続きは、「日本ネット経済新聞」10月18日号で)

〈筆者プロフィール〉
千葉明(ちば・あきら)氏
 昭和24年(1949年)6月18日、群馬県前橋市生まれ。群馬県立前橋高等学校、明治大学政経学部卒業。1973年4月、日本短波放送(現日経ラジオ社)入社。1976年5月、経済評論家・亀岡大郎氏に師事。1982年6月、独立、(有)オフィスエーシー設立。そして自営のいまも、新聞・雑誌の原稿作成、書籍上梓、講演活動に従事。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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