【EC注目株!】第81回 ナカバヤシ/7事業を展開、アイテム数は1万SKUに及ぶ

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”腰を据えIFISも区表平均株価370円視野構えも一法”


 アルバムや図書製本最大手ナカバヤシ(7987)がネット通販に進出したのは2006年。広報IR室では「大手通販サイトの拡大に伴って当社の商圏でも代理店や小売店の減少が見受けられるようになり、販路減少に対する施策の一環として参入しました」とその契機を語る。
 ECサイト(ナカバヤシダイレクト)を市場に認識させるに当たっては、バナー広告やSEO対策の強化と並行し、商品ラインアップの拡充、限定商品の販売など価値向上策がとられた。
 同社では現在、BtoB、BtoCを合わせ7事業を展開しているが、ネット通販の対象は「ステーショナリー関連事業」と「デジタルガジェット関連事業」。そのアイテム数は約1万SKUに及ぶ。具体的にはこんな具合だ。
 「写真関連用品(アルバム等):アイテム数2500」「文具・事務用品(ノート・ファイル・はさみ等):1800」「収納用品(レターケース・収納ボックス等):700」「事務機(家庭用シュレッダー等):300」「デジタルガジェット(PCマウス・液晶保護フィルム等):700」
 自社サイトの他、楽天市場、アマゾンでもネット通販を行っているが、総売上高に占める割合はそれぞれ「10%、20%、70%」。総売上高に占めるEC比率は5%未満のため非開示。しかし同社ではネット通販に対してその果たす役割を高く評価している。

(続きは、「日本ネット経済新聞」3月23日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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