【EC注目株!】第139回〈ミサワ〉 「浮上期」迎え、ECの拡充でさらなる飛躍/押し目拾い、中期構えのスタンスが賢策

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 ミサワ(3169、1月期)はいま「浮上期」に身を置いている。それは2017年1月期の「1億7900万円の営業損失」、18年1月期の「8300万円の営業損失」に対し、19年1月期は「4億200万円の営業利益」。そして今期は中間期時点で通期は「5億8000万円の営業利益」に上方修正したことでも見て取ることができる。詳細は後述するが、同社の関係者自身が口にするように、「立ち直り、そして新たな右肩上がりの収益動向入りする上でECの拡充は不可欠な要因」とされる。
 同社は「unico」ブランドを主とした家具や雑貨を20~30代の女性を中心に製造販売している。三澤太社長は長らくの路線(1988年以降)を、「等身大のライフスタイルを提案する」と表現している。言葉を返せば、主要顧客層の年代からして「高価格商品」は提供しづらい。採算性確保・向上への経営努力が常に求められている。
 店舗販売を軸に展開を図ってきた。

(続きは、「日本ネット経済新聞」10月17日号で)

〈筆者プロフィール〉
千葉明(ちば・あきら)氏
 昭和24年(1949年)6月18日、群馬県前橋市生まれ。群馬県立前橋高等学校、明治大学政経学部卒業。1973年4月、日本短波放送(現日経ラジオ社)入社。1976年5月、経済評論家・亀岡大郎氏に師事。1982年6月、独立、(有)オフィスエーシー設立。そして自営のいまも、新聞・雑誌の原稿作成、書籍上梓、講演活動に従事。

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