【EC注目株】第60回ゴルフダイジェスト・オンライン/予約サイトで参入、ゴルフ事業の在り方さえも転換

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”IFIS目標平均株価1400円を静かに待つのも一法”

 ゴルフダイジェスト・オンライン(3319、以下GDO)は現社長の石坂信也氏により、2000年5月に起業された。某大手商社の社費留学先だった米国での研究テーマは、新たなビジネスモデルの模索。大好きだったゴルフと、当時その存在感が高まり始めていたインターネットの組み合わせが至った答えだった。
 石坂氏は留学を終え帰国後脱サラし、自ら業として興したのである。
 「ゴルフ場予約サイト」の立ち上げと並行し、広告・マーケティングサービスから事業は始まった。そして翌年には用品を扱う「GDOゴルフショップ」サイトを開設。振り返ると事業展開は順調そのもの。
 詳細は省くが、GDOクラブの会員数の増加やサイトツールの広がりに顕著。起業時点から株式公開が念頭に置かれていた。00年11月にはVCに対し第三者割当増資が行われている(04年上場)。
 なぜ、かくも事は順調に運んだのか。最大の要因は石坂氏の慧眼に求められよう。
 00年当時のゴルフ関連業界は会員権事業の行き詰まり、不良債権化に象徴される通り転機を迎えていた。

(続きは、「日本ネット経済新聞」5月12日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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