【成長ショップ物語】〈吉野家〉/出店1年でSOY受賞店舗との差別化が奏功

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吉野家eコマース部の諏訪和博氏(左)と木村陽子氏(右)

吉野家eコマース部の諏訪和博氏(左)と木村陽子氏(右)

 16年5月に楽天市場に出店した吉野家は、「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2017」を受賞した。出店から1年半での受賞の背景には、店舗との差別化を図ったことがあるという。ECでは、店舗に積極的には来店しない、一人暮らしの女性や家族をターゲットに据え、マーケティングや商品開発を行っている。ECを通じて、各家庭に吉野家の味を浸透させることにより、「子どもが大きくなった時に初めて来店する外食を吉野家にしたい」(eコマース部)としている。
 吉野家の外販事業部では従来、生協を通じて冷凍食品の牛丼の販売を行っていた。ただ、積極的にECを展開すると、店舗の顧客を奪ってしまう可能性があると考え、数年前までは積極的な展開を行っていなかったという。食品EC市場が拡大していることを踏まえ、14年にヤフーショッピングに初出店。16年には楽天市場にも出店した。
(続きは、「日本ネット経済新聞」5月31日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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