【強い通販化粧品会社になるために~基礎講座Q&A】◇91◇ 急激に売り上げが落ちた。早急に対策を立てたい(2023年4月27日・5月4日合併号)

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【Q】

 創業以来、比較的順調に売り上げを伸ばして規模を拡大してきたのですが、コロナ禍を経て急速に売り上げが落ちてしまいました。大ヒットしていたメイン商材が伸び悩んできたからです。その理由を探り、対策を考えるヒントがほしいです。(中堅通販化粧品会社)

【A】失速の理由はブランド磨きが手薄だったからか



◆コロナ禍で変化が速まった

 コロナ禍も3年目になってようやく普通の日常が戻ってきました。消費活動も戻ってきたという気がします。
 しかし、この3年の間に企業の勝ち組と負け組がはっきりしてしまいました。一つは業種による差で、旅行関連や交通関連、デパートやイベント関連業種は、完全にコロナ禍の影響で多くの会社が負け組になってしまいました。
 ところが、通販のように追い風が吹いた企業の間でも、また同じ商材を扱っている会社でも業績に大きな差が出ています。伸び悩んでいる事例は、そもそも業務改善が遅れていたり、スピーディーな対応ができなかったり、課題解決のアクションが緩慢だったり、コロン禍とは関係なく課題が山積していたところが多いようです。対策を先送りにしていた結果のツケが、コロナ禍で一気に噴き出し、失速を招いたと言えるのではないでしょうか。つまりコロナ禍はさまざまな変化に対応する課題解決力のある会社と、そうでない会社の差を明確に突き付ける結果になったようです。世の中の変化のスピードが速まったのです。


◆効率を追いかけた結果が

(続きは、「日本流通産業新聞」4月27日・5月4日合併号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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