【強い通販化粧品会社になるために~基礎講座Q&A】◇67◇ アフターコロナを見越して対策を講じたい。

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〈Q〉

 コロナ禍の現在、何をしても売り上げを大きく伸ばすことは不可能です。だとすれば今の時期になにをしておくべきか、復活するときにどのような体質のブランドになるべきかを見越して、今やっておくべきことをアドバイスしてください。   (中堅の通販化粧品会社)

〈A〉 コロナ後の復活へ、弱点克服に動く時

 コロナ禍において消費者の買い物行動が制限されるため、一見すると無駄と思えるもの、それほど関心がないものの消費が抑えられ、生活に必要不可欠なものと、ファンとしてどうしても欲しい必要度の高いもの以外は売れなくなっています。
 そのため各社とも、コロナ禍の前から弱みや課題ではあったが、「先送り」して解決策を講じていなかった問題点が、より鮮明に顕在化しているように見えます。つまりコロナ禍で「弱点」が露呈しているのです。
 その弱点を正直に認め、この時期だからこそ「ピンチをチャンスに」の発想で、解決に向けて動き出す会社は、アフターコロナで強い復活を果たすことになると思います。
 そのため当社では今の時期に「弱点を棚卸して、強い会社になってもらうべき対応策を提案」したいと考えています。


◆弱点を棚卸する

 例えば、徹底した数字分析をあまり行ってこなかった会社の場合、これまでの売上管理表とともにさまざまな視点でRFM表などを出して、数字から現状の弱点を洗い出す作業をしましょう。

(続きは、「日本流通産業新聞」11月19日号で)

〈プロフィール〉
 鯉渕登志子(こいぶち・としこ)氏 アパレル業界団体、カネボウファッション研究所を経て(株)フォー・レディーを設立。化粧品通販を中心に「女性のための女性による広告制作」を手掛けている。


記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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