【強い通販化粧品会社になるために~基礎講座Q&A】◇117◇ リピート率が伸び悩んでいます(2025年8月21日号)

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【Q】



 新規顧客獲得は厳しい状況が続いています。リピート率も回復せず、クロスセル企画は外れてばかりで、打開策が見つからない状況です。同時にさまざまなことに投資するのは難しいので、最優先でやるべきことを教えてください。(中堅通販化粧品会社)

【A】VIP会員制度でロイヤル客のおもてなしを強化しよう!



◆化粧品通販の仕組みが変化

 最近、通販化粧品を取り巻く環境は劇的に変化しました。これまで店頭販売を主力としていた化粧品会社はほとんど通販と二刀流になりました。海外からは安価な化粧品が大量に流入し、通販も店販も席巻し始めました。
 アフターコロナ、物価高の中、ポイント制のモールで商品を購入するユーザーも多く、自社サイトではなかなか購入いただけないという状況になっています。既存の国内通販化粧品会社にとっては、悪条件のオンパレードといえます。
 「通販化粧品は、安くて、簡単に手に入る、便利な商品」という、かつてのイメージは完全に忘れられています。今や通販専業化粧品の価格は、化粧品全体の中でも中価格帯~高価格帯になっています。
 それでもお客さまに支持され、売り上げを拡大していくためには、アジア等の新規マーケットに出ていくか、あるいは国内マーケットでは、お客さま一人当たりのLTVを上げていく以外に方法はありません。


◆LTV向上が急務だ!

(続きは、「日本流通産業新聞 8月21日号で)

<プロフィール>
 鯉渕登志子(こいぶち・としこ)氏 アパレル業界団体、カネボウファッション研究所を経て(株)フォー・レディーを設立。化粧品通販を中心に「女性のための女性による広告制作」を手掛けている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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