【EC向けサービス導入事例】第32回〈「コンビーズメールプラス」〉/導入サイト GEEK「アキバデバイス」/売上1.6倍に メール会員も2割増

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 PCメモリー関連商品の通販サイト「アキバデバイス」を運営するGEEK(ギーク、本社東京都、峯岸克行社長)では、14年からメール配信システムの「コンビーズメールプラス」を導入し、以前と比較して売り上げが1・6倍になっている。
 「アキバデバイス」は、増設メモリーを中心にPC関連製品など合計300品目を取りそろえている。商品はメーカーから直送される。
 11年にECサイトを開設した。現在はアマゾンとヤフーに出店をしているほか、自社サイトを運営。売り上げは自社サイトが好調だという。
 メモリーに関する問い合わせがあった場合は、1時間以内に対応して顧客満足を高めている。サイト内にはメモリーの検索機能があり、検索するとメーカーのサイトに移行して製品情報が確認できる。商品の平均価格は1万円前後だ。
 コンビーズのサービスを導入する前は、配信したメールのレスポンスについて把握できなかったこともあり、不便を感じていた。
 コンビーズのサービス導入後は、主に会員向けのセール情報を中心にメール配信している。メール内にリンクしているアドレスごとにクリック数をカウントする「クリックカウンター」を活用。読者が何に興味があるのかを正確に把握しているという。
 メールは、不定期に夕方から夜にかけて配信している。自社サイトにメール購読の登録フォームを付けて読者を獲得。会員登録することでポイントが付与される仕組みを取り入れている。
 全顧客の10~20%がメール会員に登録している。導入前と比べ、メール会員は約2割増加した。リピーターも増えており、メール配信システムの効果を感じているという。


〈システム概要〉
 クラウド型メール配信事業を手掛けるコンビーズ(本社大阪府)は、月額2300円台という低価格な料金体系を強みに、ネット通販企業を中心に1万6170社の導入実績がある。メール配信を活用した顧客の定着を提案し、導入企業の売り上げアップに貢献している。
 サービスはPC向けの「コンビーズメール」とモバイルにも対応する「コンビーズメールプラス」の2種類。初期費用は2万円。プランは月2万通まで配信することができる「おてがるプラン」(月額2300円)、月8万通が配信できる「標準プラン」(月額4800円)、月20万通まで配信できる「BIGプラン」(月額9800円)を用意している。月30万通を超える大規模配信については、「特別料金プラン」として個別に料金を設定している。配信数が規定を超過した場合、それぞれ料金がかかる。


〈ショップ概要〉
 会社名:株式会社GEEK
 出店先:自社サイト・アマゾン・ヤフー
 配送委託先:ヤマト運輸・日本郵便・エコ配
 導入システム:eccube

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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