【EC向けサービス導入事例】第73回〈メール配信システム「ベンチマークイーメール」〉/導入サイト リネン製品EC「フォグリネンワーク」/開封率の把握やマーケティングとして活用

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オリジナルのリネン製品を販売するフォグリネンワーク(本社東京都、関根由美子社長)は15年6月から、ベンチマークジャパン(本社米国、カート・ケラー社長)が提供するメール配信システム「Benchmark Email(ベンチマークイーメール)」を導入している。
 「ベンチマークイーメール」は、顧客リスト管理ツール、豊富なテンプレート、リアルタイムレポート機能、動画付きメール配信などの機能を持ったメール配信システムだ。初期費用は無料で、月額1500円(税別)から利用できる。
 ブランド力の向上、メッセージ性の強化、特定ブランドのファンとの交流活発化などが見込める。また、効果測定ができ、営業見込み度を把握するマーケティングツールとして活用する企業も多いという。
 北米、南米、インドを中心に世界で約10万社が導入しており、国内の導入企業数は、毎年約50%増で推移している。
 フォグリネンワークは、リネン製品などを販売するECサイト「fog linen work(フォグリネンワーク)」を運営している。卸売りやショールームでの販売も行う。リトアニア産のリネンを使用しており、現地で製造したオリジナル製品を輸入販売している。
 00年にサイトを開設してから、通販の顧客に月に1~3回のペースでメルマガを配信していたが、以前使用していたメール配信システムでは「効果が見えにくかった」(粕谷斗紀氏)と言う。1年契約で導入でき、開封率の上昇や顧客データの分析が見込める「ベンチマークイーメール」の存在を知り、導入に踏み切った。
 1年契約で、メールを何通配信しても同じ料金となっている。開封率の向上のほか、顧客がアクセスしやすいリンク先の分析など、マーケティングツールとしても役立てている。また、「色を変えるなど、システム上でさまざまなトライができる」(同)ことも魅力だ。
 サポート体制も充実している。「不明点がある際にはチャット機能で数分以内に返事をくれる。理解するまで教えてくれる」(同)と言い、不明点を即座に解決できるサポート体制も評価している。
 メルマガ1回の配信件数は約2万件。15年9月からは、プレス向けのメール配信にも同システムを導入し、1カ月間に300件ほど配信している。

(続きは日本ネット経済新聞 1月14日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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