【EC向けサービス事例】第84回<SENSY/Chamo> 導入サイト「SHOPLIST.com by CROOZ」/1対1の"接客"強化しリピート促進

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 クルーズが運営するファストファッションのECモール「SHOPLIST.com by CROOZ(以下ショップリスト)」は16年3月、人工知能(AI)を用いたレコメンドサービス「SENSY(センシー)」と、チャット接客システム「Chamo(チャモ)」を相次いで試験導入した。サイトの来訪者に対する1対1の接客サービスを強化し、リピート購入を促すのが狙いだという。
 「ショップリスト」は15年3月期の流通総額が前期比49.9%増の97億2600万円となるなど、急成長している。15年4―12月期(第3四半期)の流通総額も、前年同期比76.3%増の112億8600万円となっており、16年3月期の通期決算でも大幅に流通総額を伸ばす見込みだ。
 クルーズが今後、「ショップリスト」においてさらに強化を図ろうとしているのが、〝1対1の接客サービス〟だ。
 同社でEC事業を担当する張本貴雄取締役は、「最終的にはユーザーごとに、その方専用のトップ画面を表示できるようにしたい。ECモールは一般的に、成長して出品数が多くなると、商品を探しにくくなり、買いにくいサービスになってしまう。特に今は商品を〝探す〟時代ではなく、商品を〝提案〟する時代だと思っている」と話す。
 同社では、ユーザーの趣味嗜好や、過去の行動履歴などのデータをもとに、商品を提案できるようなサービスを目指している。そのために試験導入したのがAIツール「センシー」だった。

(続きは、「日本ネット経済新聞」4月14日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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