【EC向けサービス導入事例】〈Dai BtoB専用カート「Bカート」〉 ジック・ジャパン/「BMX」など自転車の卸サイトを運営

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セールス&マーケティング担当の吉田幸生氏

セールス&マーケティング担当の吉田幸生氏

 ジック・ジャパン(本社神奈川県、ユングニッケル憲社長)は、スケートパークなどで行う競技用の自転車「BMX(ビーエムエックス)」や、雪山を走る自転車を全国の自転車店やネットショップ向けに卸売りするBtoB—ECサイト「ジック・ジャパンBtoB」を運営している。
 1985年に創業。創業当時は、法律関連の事業を手掛けてきたが、ユングニッケル憲社長が、1997年に新規事業としてスポーツ用品販売を始めたことをきっかけに自転車用品のECを始めた。
 セールス&マーケティングを担当する吉田幸生氏は、BMXの現役選手として活動しながら、ECサイト運営や卸先の開拓を行う。土日は、BMXを普及させる目的で、ワークショップなども手掛けているという。
 自転車店への卸売りは、カタログを見ながら、電話やFAXなどで受け付ける形式が中心だった。ただ、自転車のパーツが多様化するなかで、在庫管理や受注業務が負担となっていたことを受けて、13年にBtoB—ECサイトを立ち上げた。それまでの電話やFAXでの注文から、在庫管理や時代の流れを踏まえ、受注方法をウェブにシフトさせた。
 パーツの種類が増えたのに伴い、アナログでは管理することが難しくなっていた。取引先が注文する場合に、数十ページにわたるカタログを見て、電話で在庫状況を確認しながら進めなければならなかったため、双方の負担が大きくなっており、在庫確認の間でミスが生じることもあったという。

(続きは、「日本ネット経済新聞」7月5日号で)


〈システム概要〉
 「Bカート」は、BtoBの受発注業務をIT化するクラウド基盤のECプラットフォーム。BtoB特有の商習慣に標準機能で対応する。カスタマイズが不要ですぐに利用できる。楽天市場の出店者から上場企業まで、400社以上の導入実績がある。10万を超える事業者がBカートで発注を行っているという。最短3日、月額9800円から導入でき、カスタマイズの必要がない。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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