【EC向けサービス事例】第140回 一元管理システム「通販する蔵」/導入サイト「ホームショッピング」/受注処理の人員を4割削減

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 家電や生活雑貨をネット販売するホームショッピング(本社北海道、林敬介社長)は15年、一元管理システム「通販する蔵」を導入した。システムを切り替えたことにより、受注処理にかかる人員を約4割削減できたという。商品登録や在庫管理の機能が向上したことで、商品点数を拡大しやすい環境も整った。
 以前導入していた受注管理システムは、ファイルメーカーをベースにしたシステムだった。そのため商品データや受注データが増えるに従いシステムの動作が鈍くなり、作業に時間がかかっていた。
 システムの切り替えを検討する際、楽天市場の翌日配達サービス「あす楽」への対応を見据え、複数の倉庫に対応できるシステムを探したという。
 「当社は北海道にあり、倉庫も道内だった。『あす楽』に対応するため、本州への倉庫設置を検討。複数倉庫に対応できるシステムを探したが数件しかなかった。その中から信頼できると判断したのが『通販する蔵』だった」(林社長)と話す。
 ECサイトを運営する上で受注や在庫にかかわるシステムは肝となる。検討しているシステムを提供する企業に訪問したり、調査会社のデータを参照したりして、パートナー企業を選定した。
 「通販する蔵」を導入したことで受注取り込みから出荷完了までの時間が格段に短縮できるようになったという。以前は6人がかりで行っていた受注業務が今では3.5人で処理できている。



サービス事例(システム概要)
 システム開発のソフテル(本社岐阜県、北川輝信社長、(電)058―213―7245)が提供する一元管理システム「通販する蔵」は、「Z―CRAFT」「オシャレウォーカー」「テンポスドットコム」など大手EC企業やモールの有力店が多数採用している。大規模店も満足する多機能性に加え、APIによるシステム連携やカスタマイズ、導入企業の基幹システムへの連携にも柔軟に対応している。外部の物流システムとの連携にも定評がある。年中無休で電話対応しているサポート体制も好評。


(続きは、「日本ネット経済新聞」9月21日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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