【EC向けサービス事例】第137回 Dai「BカートASP」/導入サイト フタバ BtoB―ECサイト「だし.com」/ミスを減らし、業務効率アップ

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フタバの江口晃社長

フタバの江口晃社長

 1953年創業のだしメーカー、フタバ(本社新潟県、江口晃社長)は法人向け(BtoB)ECサイト「だし.com」を16年10月に開設した。
 問屋経由の飲食店などへの販売が中心だったが、新規顧客獲得のため商談会などに参加すると、「ケース単位の購入は量が多いので、小分けでほしい」という声が寄せられた。
 こうしたニーズに加え、市場全体がEC化している現状を踏まえ、BtoB取引もオンライン化してくると考え、新規参入を決めた。
 サイト開設後、月平均の問い合わせ件数は30件ほど。
 ウェブで接点を作り、リアルの営業にも生かしている。
 電話やFAXで受けている注文をウェブに移すことで、受注の際のミスを防ぎ、業務効率の向上を図っている。問屋経由の場合は、特定のだししかフタバの製品を知らないことも多かった。
 サイトを見てもらえば、全ての商品から選ぶことができるため、取引先にとっても利便性が高まると期待している。
「BカートASP」を採用
 ECサイトを立ち上げるにあたって、Dai(ダイ、本社京都府、木脇和政社長、(電)075―361―1171)が提供する。法人向けEC支援サービス「BカートASP」を採用した。
 取引先によって、取引条件を変える必要があるため、「BカートASP」は、細かな設定ができる点が大きな魅力となった。
 また、これまで手書きだったFAX注文が、データ化できることで、受注段階でのミスを大きく減らすことができたという。
 営業マンが商談する際に、商品サイトを見ながら提案ができるため、カタログから商品を探す手間を省くことができるようになっている。


【サービス概要】
 「BカートASP」は現在、導入実績が約300社。「BカートASP」を利用して商取引を行う企業の全体数は10万社を超える。
 法人を対象としたBtoBコマースに特化しているのが最大の特徴。最短3日、月額9800円から導入でき、カスタマイズの必要がない。

法人向けECサイト「だし. com」のトップページ

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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