【”集客”成功のメソッド】 〈美十〉観光客をターゲットに

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人気商品の「京ばあむ」

人気商品の「京ばあむ」

 京菓子製造と販売の美十(本社京都府、酒井宏彰社長)は、観光需要に合わせた、ECサイトへの集客施策に力を注いでいる。
 5~6月は、小学生や中学生が京都を修学旅行で最も訪れる時期。旅行会社を通じて、修学旅行の説明会で、ECサイトで商品を購入できる旨の案内を行っている。予約販売も行いECでの利用者を増やしている。
 修学旅行では、学生の小遣いに制限がある。そのため、現地で購入するよりECサイトで商品を買うケースが多いという。ホームページでは、修学旅行に行く学生の保護者に向けて商品を購入できることを案内し、顧客獲得につなげている。子どもが商品を気に入り、リピーターにつながることもあるという。
 観光で京都の店舗を訪れる際に、商品と合わせてインスタグラムのパンフレットを配布して若い顧客層に訴求している。
 ECで人気のある商品は「抹茶と豆乳のバウムクーヘン〈ぎをんさかい〉」(税込価格1166円から)。
 マーケティング部の小西裕子チーフは「今後はSNSを活用した施策をさらに強化していきたい」としている。


【データ】 ■販売チャネル「自社サイト」■導入システム「メイクショップ」■外注先「ヤマト運輸」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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