【業務効率アップしました】平城商事「買援隊」/受注処理の効率化で配送も早く

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農業機械などの製造販売事業者、平城商事(本社福岡県、平城賢三社長)は、JAなどを主な取引先とするBtoB販売に加え、05年に一般消費者向けのネット通販サイト「買援隊」を開設した。
 最近ではメーカーが家庭用耕運機のテレビCMを放送するなど、個人が趣味で農業を行うケースが増えている。
 以前は耕運機を購入できるチャネルはメーカー直販やJAなどに限られていたが、ネットでも購入できるようになり、現在は母の日や敬老の日のプレゼントとして購入する人もいるという。
 こうした需要を受け、「買援隊」ではサイトに動画を掲載して、写真だけでは使い方が分かりづらい商品の利便性や魅力を伝えるようにしている。
 草刈り機の爪などのパーツも販売しており、「買援隊」の取扱商品数は20万点にのぼる。ネットの売り上げが伸びるにつれて受注処理作業が追い付かなくなり、ZONZON(ゾンゾン、本社東京都、山本哲也社長)が提供する受注管理システム「出荷職人」を導入することにした。
 従来のシステムでは、注文に対して手作業で受注完了メールを送信しなければならなかったが、「出荷職人」を導入して一括でメールを送信できるようになった。
 在庫のある商品を絞って一括で受注処理することも可能となり、出荷までの時間が短縮。「楽天市場」のレビューでも「配送が早い」という声が増えた。
 以前の受注処理数は1日数百件だったが、現在では「楽天スーパーセール」期間中でも問題なく処理ができている上、従業員の残業時間も減ったという。
 「『出荷職人』はカスタマイズができることと、基幹システムとのつなぎ込みが簡単にできる点を評価している」(通信販売部)と話す。
 平城商事は農業機械の修理やアフターフォローが他社との差別化になっている。修理が必要になった顧客には、何度も使える箱を無料で送り、返送してもらって修理対応している。
 「出荷職人」はローカル用ソフトのため、数年前に購入した顧客でも、名前や電話番号などの情報を聞き出せばすぐ検索できる。ウェブの受注管理ソフトに比べ、アフターフォローの面でも強みを発揮する。
 今後も修理やアフターフォローの質を高めて、顧客が安心して農業機械を購入できるサイトを目指していく。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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