【売り上げアップしました】大地を守る会/動画活用でECへ誘導

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6月に宅配とECサイトを一本化

大地を守る会(本社千葉県、藤田和芳社長)のネット通販(EC)事業が好調だ。15年3月期におけるEC事業の売上高は前期比14・0%増の8億1500万円だった。ネット通販の利用者に宅配への移行を促すことにより定期購入会員も順調に伸ばしている。15年3月末時点のウェブストア利用者は前年同期比40%増となる約14万6000人に拡大した。
 大地を守る会ではここ数年、ウェブとリアルイベントなどを組み合わせた集客に力を注いでいる。
 15年2月に、食材のカタログチラシ「ツチオーネ」と連動した動画配信を始めた。生産者が撮影した動画を、カタログのQRコードから見ることができる。フェイスブックやツイッターと連動させて会員とのコミュニケーション強化を図るのが狙いだ。
 まず、福岡県の「成清海苔店」が制作した、レシピなどを紹介する動画から配信を始めた。
 こうした企画は、毎週金曜日に各部署から担当者を集めた「SNS投稿者会議」で決定している。フェイスブックの「いいね」の目標をフォロワー数(現在1万7000人)の1%と設定 今後は、同社が生産者に代わって制作することも視野に入れ、動画の本数を増やしていく。
 スマホやタブレット向けのサービスもテコ入れしている。会員個別のニーズに合ったレコメンド機能を導入。産地・生産者の情報を伝える特別サイトも設置した。加入から注文受付まで可能なアプリの開発も進めている。
 今年創業40周年を迎えるにあたって、BSフジの新番組「大地にカンパイ!」の放送を開始。放送後には番組をユーチューブでも配信し、ECサイトへの誘導を狙う。
 ネットと宅配の融合にも着手した。これまで同社では、入会金や年会費が必要のないネット通販(ウェブストア)と、首都圏限定で週に一度決まった日時に届ける会員制宅配サービスの2種類を展開してきた。6月から、サービスを「大地宅配」として一本化。ECで購入した自社便エリアの会員に、電話などによるアプローチをすることで、宅配への誘導を促している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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