【Eコマース業界地図 「ECサイト構築サービス編」〈カートASP〉】 〈ZOOM UP〉Shopify「ショッピファイ」/世界トップが国内進出/EC構築市場の台風の目になるか

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 ECサイト構築システムを提供するShopify(ショッピファイ、本社カナダオンタリオ州)が提供するECサイト構築プラットフォームは、世界で60万サイト以上の構築を支援している。世界でトップシェアを握るプラットフォームは昨年、国内に本格進出した。日本へのローカライズも急ピッチで進んでおり、ECサイト構築ソリューションの市場で台風の目となることは間違いない。
 「ショッピファイ」の魅力は、オープンなプラットフォームであることだ。パートナー企業が「ショッピファイ」のアプリ(機能)を自由に開発できる仕組みを持っている。デザインテンプレートのマーケットプレイスも用意。多彩な機能やデザインを手軽に導入できる。
 SNS連携にも強みがある。フェイスブックとAPI連携しているため、「ショッピファイ」で商品を登録すると、フェイスブックページにも商品情報が自動的に掲載できる。国内でも提供が始まったインスタグラムのショッピング機能にもいち早く対応。SNSの運用を「ショッピファイ」から管理できる点も好評だ。
 「グローバルなサービスなので手軽に越境ECを実現できる。昨年は越境ECに取り組むために『ショッピファイ』を導入する事業者さまが多かった。ただ、最近ではソリューションの価値を理解し、国内向けに導入するケースも増えている」(ビジネスデベロップメント・上崎理会子マネージャー)
 「ショッピファイ」はPOSレジ機能を無料で提供している。ECのデータを活用したオムニチャネルも手軽に実現できる。
 ユーザー同士の交流イベントも盛んで、ノウハウを共有することもできる。
 利用料金は月額29ドル(約3100円)。機能がより充実したプランも用意している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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