【Eコマース業界地図 「ECサイト構築サービス編」〈BtoBカート〉】 Dai〈「Bカート」〉/導入400社、商取引10万社の実績/13年間の経験と実績で信頼厚く

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 EC支援のDai(ダイ、本社京都府、木脇和政社長)は05年にBtoBの受発注システムを開発し、現在はBtoB—EC専用カートとして「Bカート」を提供する。400社で導入され、「Bカート」を利用して商取引を行う企業数が10万社を超えた。「日本でもアマゾンビジネスがスタートし、BtoB取引のEC化に対する潮目が変わってきた」(鵜飼智史執行役員)と言う。同社は、直近1年間で100社ペースで導入先を増やしており、市場の拡大が期待されるBtoB—EC市場での「Bカート」の認知が高まっている。
 BtoBコマースに特化しているのが最大の特徴だ。システムはASP化している。企業間取引は特有の商習慣が多く、カスタマイズが必要だ。しかし、BtoBの商習慣に対応した機能の多くを標準で搭載しており、追加コストをかけずに導入が可能となっている。最短3日、月額9800円から導入でき、カスタマイズの必要がない。
 4月には、BtoB専用のECサイト構築ASPとしては初めてのレスポンシブウェブデザインを採用した。美容室などでFAXがない店舗や企業が徐々に出始めていることを受け、利便性を高めることを目的にレスポンシブウェブデザインの導入を決めた。最近では、タブレット端末を活用した「POSレジ」を設置する店舗が増えてきたことを受けて、受発注がスマホやタブレット端末へ移行しているという。ほかにも、建築関係で現場などの外出先で不足する備品の発注をしたい場合にも、スマホニーズが高まっている。
 レスポンシブウェブデザインでは、スマホやタブレット端末でも利用できるため、場所を選ばずに受発注業務を行える。デザインが統一されているため、ブランドとしてのイメージが作りやすくなる。
 一つのファイル・ソースを更新するだけでサイトの更新作業が完了できるため、大幅な業務効率化につながる。スマホ画面の最適化が重要視されており、レスポンシブウェブデザインの導入はSEO対策に有効とされている。

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