【Eコマース業界地図 「ECサイト構築サービス編」特集】 乱立するソリューションを分野別に紹介

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 乱立するECサイト構築サービスを、ECのウェブメディア「eコマースコンバージョンラボ(eccLab)」と共同でカオスマップにまとめた。さらにASPを中心としたサービスを「クラウド(カスタマイズなし)」、カスタマイズ対応するクラウドサービスを「クラウド(カスタマイズあり)」、カスタマイズを前提としたシステムを「パッケージ」とカテゴリー分けして注目サービスを記事と比較表で紹介。特化型のサービスも、定期購入型ECサイト構築向けの「リピートカート」、海外販売向けの「越境ECカート」、法人向けネット販売システムの「BtoBカート」と分類し、紹介している。

■区分はあいまいに

 「ASP」「クラウド」「パッケージ」などと分類していたソリューションの区分があいまいになっている。
 高機能なASPとして紹介してきた「futureshop(フューチャーショップ)」は、リニューアルを機にSaaS型EC構築プラットフォームと称するようになった。
 本紙でクラウド(SaaS)と呼んでいたソリューションは、「ebisumart(エビスマート)」などクラウドベースのシステムにカスタマイズした機能を付加するソリューションだった。
 ただ、一般的なクラウド(SaaS)ソリューションは、カスタマイズしないものが多い。EC業界の通称と一般的な用語の使い方に違いがあったようだ。


■アプリで機能強化

 カナダ発のECプラットフォーム「Shopify(ショッピファイ)」は、自社でシステムのカスタマイズには対応しないが、アプリストアを通して機能を自由に追加できる。「カラーミーショップ」もアプリストアの提供を開始している。
 ASPは安価だが機能の拡張性が低いという認識だった。だが、外部パートナーとの連携を強化し、手軽に機能を追加できる体制を築いている。
 エンジニアの人件費が高騰し、今後はカスタマイズのコストも上がりそうだ。開発人員をいかに確保しているかもソリューション選定の鍵になりそうだ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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