【ニュースの深層】□□178 <東京都> 24年度相談概要/太陽光・蓄電池の相談が急増(2025年9月11日号)

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 太陽光発電・蓄電池といった住宅設備関連の消費生活相談が急増している。東京都が公表した24年度の相談概要によると、ソーラーシステム(太陽光発電)の交換に関する相談件数は前年比87.4%増と急増。都による補助金制度で、太陽光発電システムに対する関心が高まって企業の信用性に関する相談が増えたほか、ネット検索からの商談、価格が適正なのかといった相談が目立つという。一方で、通販・ECに関する相談も全体の24%を占めており、特に「健康食品」に関する相談が前年比45%増で、定期購入に関する相談が今も増加している。

■通販は「健康食品」が増加

 24年度における都消費生活総合センターと都内区市町村に寄せられた消費生活相談件数は13万2542件で、前年比2.2%増だった。「インターネット通販」の相談件数は約3万1000件で、全相談の24.0%を占めるなど依然として高い構成比を占めている。「SNS」関連の相談の割合は1.9ポイント増。「定期購入」の相談は、「健康食品」が前年比45.9%増と大きく増加している。
 安さをうたったSNSの広告を見て、お試しのつもりで申し込みをしたものの、複数回購入しなければならない「定期購入」だったという相談が5783件と多く寄せられた。ダイエットや特定部位の機能維持をうたうサプリなどの「健康食品」に関する相談が増えた一方、乳液や化粧クリームなどの「化粧品」に関する相談は減少した。


■屋根業者が給湯器・分電盤へ

 一昨年ごろから増加傾向にあった屋根や外壁工事に関する相談については、警視庁が注意喚起を活発化させたこともあり、約半数にまで減少した。ただ、リフォームや修繕関連の相談が増加傾向にある。

(続きは、「日本流通産業新聞 9月11日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

ニュースの深層 連載記事
List

Page Topへ