【ニュースの深層】□□157 <被害報告、製造工程、品質管理で規制導入か> 消費者庁「成分の届出の見直し」など複数の規制案(2024年4月25日・5月2日合併号)

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あいさつする自見英子消費者及び食品安全担当大臣

あいさつする自見英子消費者及び食品安全担当大臣

 消費者庁は4月19日、「機能性表示食品を巡る検討会」の初会合を開催した。同検討会の構成員からは、「成分の届け出の審査の仕方を見直すべき」「処方医薬品成分を含有するものを機能性表示食品として認める是非を再検討すべき」など、さまざまな声が上がった。医療関係者から健康被害情報があった場合の報告体制強化などが盛り込まれることが有力視されているが、より広範な規制が導入されそうだ。検討会の様子を傍聴した、ある健康食品の原料メーカーからは、「今回は健康被害情報、製造工程、品質管理の三つの面で規制が導入されると予想する。機能性表示食品制度自体は絶対に残すべきだ」といった声も聞かれた。

■「サプリメント形状に限定」の声も

 19日に開催された初会合では、「収集後一定期日内での健康被害情報の報告の義務化を検討すべき」「原材料製造まで含めた、製造工程全体についてGMPを義務化すべき」「臨床試験の方法の厳格化を検討すべき」といった意見が上がった。
 一方で、

(続きは、「日本流通産業新聞」4月25日・5月2日合併号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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