【インフォマーシャル〈出稿量データから見る商品戦略〉】第41回 「その他」カテゴリーで「旅行」が増加(2024年11月21日号)

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 1日に何千分、何万分と流されるインフォマーシャル。よく見る商品もあれば、たまに目新しい商品も登場する。しかし、どんな商品も放送回数や放送分数、放送時期などをじっくり調べてみると、売れる理由や各社の戦略・努力が見えてくる。今回は、どのカテゴリーにも分類されない「その他」の商品を確認してみた。

■一定の存在感

 インフォマーシャルで放送される商品をカテゴリー分けすると、「健康食品」「コスメ」「キッチン用品・キッチン家電」「掃除用品・掃除家電」「生活家電」「寝具」「食品・飲料」「ファッション」「美容・エステ・健康」「ホームDIY、インテリア、雑貨、ホビー」「ヘアケア」「CD・DVD・Blu-Ray」「フィットネス」「宝飾品・アクセサリー」、そしていずれのカテゴリーにも分類しにくい「その他」の15種類となる(インフォマーシャル調査会社のハニーマスタードによる分類)。
 このうち、放送分数が圧倒的に多いのが「健康食品」であることは周知の通りで、2023年の放送分数は135万1106分だ。それに対して、「その他」は3万3714分で、商品も放送分数も非常に少数派であることが改めて理解できる。
 しかし、案外よく見かけるような存在感のある商品もあることが、「その他」の特徴だ。
 「その他」を細かく分類していくと、「旅行」「スマホ・インターネット」「電気」「不動産」「保険」「掃除」「買取」「クリーニング・預かり」「記念品」「葬式・墓・遺品整理」「公演」などになり、「なんとなく見たことがある」と感じるカテゴリー名も多いのではないだろうか。


■「旅行」が圧倒的

(続きは、「日本流通産業新聞 11月21日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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