【インフォマーシャル〈出稿量データから見る商品戦略〉】第7回 「食品・飲料」は、商品点数の多さで勝負?

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 1日に何千分、何万分と流されるインフォマーシャル。よく見る商品もあれば、たまに目新しい商品も登場する。しかし、どんな商品も放送回数や放送分数、放送時期などをじっくり調べてみると、売れる理由や各社の戦略・努力が見えてくる。今回は、商品数が増加している「食品・飲料」カテゴリーの動きを調べてみた。

■分数少なく、回数多く

 ひとつの商品にじっくり時間をかけて紹介する番組があれば、短い時間でたくさんの商品を紹介する番組もある。消費者に商品の良さを理解してもらうために時間が必要か否か、あるいは短時間のインパクトで興味を引いて購買に結び付けられるかなど、商品によって特徴・販売戦略が異なるからだろう。
 そういった視点をもって1~6月の放送分数・回数をカテゴリー別に見ていくと、目につくのが「食品・飲料」だ。14カテゴリー(「その他」「未分類」を除く)をランキング化すると、表1の通り、放送分数ベースのランキングでは毎月7位以下で、9位、10位の月もある。分数自体も上位から中位のカテゴリーと比較すると、かなり少なくなる。一方で放送回数は、常に6位以上。特に3月以降は分数と回数のランキングの差が顕著だ。

(続きは、「日本流通産業新聞」8月27日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

インフォマーシャル〈出稿量データから見る商品戦略〉 連載記事
List

Page Topへ