【Eコマース業界地図「ECサイト構築サービス編」】ネットショップ支援室「楽楽CART」/楽天店コピーで迅速開店/ 「RMS」似た管理画面採用

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山本浩一朗取締役

山本浩一朗取締役

 EC支援システムを開発するネットショップ支援室(本社東京都、泉成人社長、(電)03―6380―0590)は今秋、楽天店舗が簡単に自社ECサイトを開設・運営できるカートASP「楽楽CART(カート)」の提供を開始する。楽天店のデータをコピーして自社ECサイトを迅速に開設可能。楽天の管理システム「RMS」に似た仕様の管理画面を採用しているため、楽天出店者ならスムーズに運営できるという。
 楽天出店社が手軽に自社ECサイトを構築できるように「楽楽カート」は設計されている。楽天のCSVを基に商品登録やページ作成が可能であるため、楽天店同様の品ぞろえやデザインの自社ECサイトを迅速に構築できる。
 受注管理機能は楽天の「RMS」と同様のUI(ユーザーインターフェース)を採用した。楽天店と同様の運営方法で自社サイトを運営可能。クーポン機能やポイント機能も楽天店と同様に実装しているため、楽天と同じように販促施策も展開できる。労力20%増で利益50%増モール店のみを運営しているEC事業者が、新たに自社ECサイトを開設する場合、運営方法や集客方法の違いに戸惑うケースが多い。
 「モール出店者が自社ECサイトを運営するには2倍以上の労力がかかるが、『楽楽カート』なら2割増しぐらいの労力で運営できる。自社サイトを育て、利益50%増を目指してほしい」(山本皓一朗取締役)と話す。
 「楽楽カート」はSEO対策にも注力している。グーグルショッピングと連携し、検索サイトからの流入を増やすことができる機能もある。
 楽天ペイやアマゾンペイなどモール利用者が使いやすい決済機能も用意した。年内にはSNSアカウントでログインできる「ソーシャルログイン」や、LINEで顧客対応できる「LINEビジネスコネクト」にも対応する予定だ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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