【Eコマース業界地図「ECサイト構築サービス編」】【インタビュー】フューチャーショプ「FutureShop2」 安原貴之 事業戦略部部長/利用店舗の平均年商5000万円超に

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安原貴之 事業戦略部部長

安原貴之 事業戦略部部長

 フューチャーショップ(本社大阪府、星野裕子社長、(電)06―6485―6485)が提供しているECサイト構築プラットフォーム「FutureShop2(フューチャーショップ・ツー)」は、16年における利用店舗の平均売上高が5000万円を超えたという。自社ECサイトの売り上げ向上を支援するシステムの強みについて、同社の事業戦略部・安原貴之部長に聞いた。

 ーーー利用店舗の年間平均売上高が5000万円を超えた理由とは。

 自社ECサイトで売り上げを伸ばすためには、常に自社の顧客に合った施策は何かを考え、実行することが必要です。利用店舗がトライアンドエラーを繰り返すことができるように、当社では多様な販促機能を実装したり、顧客導線を自由に設計できるような機能を用意しています。
 ECの環境は消費者の変化とともに常に進化しています。モバイル時代に突入する中、オムニチャネル戦略に着手し、EC売上高を大幅にアップした店舗も出てきています。メールからLINEにツールが移行することで、顧客コミュニケーションも大きく変化しました。
 自社ECサイトのネックであった会員情報取得の壁をクリアする決済サービス「Amazon Pay(アマゾンペイ)」も登場しました。消費者の購買行動やECのトレンドを把握し、常に一歩進んだ〝消費者にとって快適な購買体験〟を提供することが重要だと考えます。

■10社に1社は年商1億超

 ーーー機能の開発や改善はどのように行っているのか。

 利用店舗の10社に1社は年商1億円を超えており、非常にアグレッシブな店舗がたくさんあります。そのため、利用店舗は販促面でも運用面でも日々さまざまな課題に直面しています。
 当社のサポートに寄せられた多くのお困り事やご要望から、新機能を開発したり、機能を改善したりしています。導入を検討している店舗から「なぜこんなに細かい機能まであるのだろう」と言われることもありますが、導入後に「なるほど、こういうときに役立つのか」と納得していただけると思います。

 ーーー使いこなすのが大変そうだが。

 「その日のうちに開店できます」というプラットフォームでないことは事実です。ただ、競争力をつけて売り上げを伸ばすということは、それなりに努力が必要なのも事実です。当社のシステムやサポートを、商売道具を使い倒す気持ちで利用してください。定期勉強会なども開催しています。利用店舗の〝本気〟に、システムとサポートでお応えするのがフューチャーショップです。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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