【Eコマース業界地図「ECサイト構築サービス編」】ロックウェーブ「aishipR」/レスポンシブを標準搭載/グーグル新施策でニーズ拡大

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岩波裕之社長

岩波裕之社長

 ロックウェーブ(本社滋賀県、岩波裕之社長、(電)077―525―1073)が提供するカートASP「aishipR(アイシップアール)」は、パソコン(PC)やスマホなどの端末に合わせて表示を自動で最適化する、レスポンシブウェブデザイン(レスポンシブ)の機能を標準で備える。検索サイト大手のグーグルが昨年11月、スマホサイトをページ評価の基準とする施策を発表。レスポンシブのニーズが高まり、引き合いが増えているという。
 グーグルが「モバイルファーストインデックス」を発表したことで、スマホ対応が急務となっている。スマホサイトが評価基準となるため、スマホ対応が遅れているECサイトは今後、検索順位が大きく下がる可能性がある。
 大半のカートASPは、PCサイトをメインに構築している。そのためスマホ対応が遅れている事業者が多い。スマホサイトをてこ入れしたくても仕組みが分かれているため、手が回らない現状なのだという。
 「レスポンシブはPCサイトとスマホサイトの表示を、共通化した一つのデータで行うため、サイトの保守管理にかかる業務負担を軽減できる。このことに気付いたEC事業者が『aishipR』に乗り換え始めている」(岩波社長)と話す。
 表示データを端末ごとに用意する必要がないため、サイトの更新作業や商品画像の登録など、サイト運営に必要な管理業務がスムーズになる。「アイシップアール」の導入企業では、サイト運営・管理の業務量が導入前と比べ3分の1程度になった事例もあるという。
 今年1月には、EC事業者が自ら開発した独自機能を追加できるサービスの提供を開始。独自の商品検索機能を追加したり、特定のページだけにログイン機能を実装するなど、標準搭載されていない機能を提供できる。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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