【通販・訪販向け決済〈通販・EC〉】 ジャックス・ペイメント・ソリューションズ〈通販・EC向け後払い決済サービス〉/後払い決済をANAPが導入/EC受注関連業務が50%削減

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 アパレルECのANAP(アナップ)は19年2月、ジャックス・ペイメント・ソリューションズ(本社東京都、山本和夫社長)が提供する後払い決済サービス「アトディーネ」を導入した。導入から約半年で、後払い決済に関するスタッフの受注関連業務を、それまで利用していた後払い決済サービスに比べて、50%削減できたという。与信時のタイムラグが大幅に短縮されたのが要因だとしている。
 ANAPのECでは、クレジットカード、代引きに次いで後払い決済を選ばれる頻度が高く、全体の注文件数の2割が後払い決済によるものだという。
 一方で、ANAPでは、「アトディーネ」の導入以前は、後払いを利用する顧客の与信に1時間弱かかるケースもあり、後払いの選択・与信・注文完了・発送までが半日以上かかることもあったという。金曜日の午後に後払いで注文があった際に、顧客への与信の結果の連絡が遅れ、顧客がキャンセルすることもあったという。与信に時間がかかっていたことで、機会損失が発生していたのだとしている。
 「アトディーネ」は、ジャックスグループが運営する金融事業で蓄積した、独自の与信のノウハウにより、クレジットカードとほとんど同じ速さで審査が可能だという。「アトディーネ」はANAPの受注管理システムと連携している。顧客が後払い決済を選択してから発送まで2~3時間で完了できるようになり、業務の効率化に結び付いているのだという。
 ANAPでは「スタッフの作業時間の短縮、商品のストックロスの削減、顧客のかご落ち防止といった改善ができているため、通期の業績にも好影響が出るだろう」(門倉清隆取締役執行役員)と話している。

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