【次代を担う企業の「EC戦略」】第30回〈楽待(下)〉 「額に汗した結果」が「楽待サイト」隆盛の礎に (2021年12月2日号)

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 ファーストロジックの創業者社長:坂口直大氏が、ビジネスの軸「楽待(らくまち)」サイト=投資用不動産サイトを立ち上げたのは、2006年3月。開発費用約1500万円は、「WEB制作などなど諸々の仕事を引き受け、なんとか作り上げた」(坂口氏)という。
 手元に「物件掲載サービス利用加盟店数(加盟不動産企業)」と、「会員数・PV数(不動産投資家・閲覧数)」と題するグラフがある。いずれも右肩上がり。
 今期第3四半期末時点で、物件掲載サービス加盟店数:4278、登録会員数:25万1000人。投資用不動産最大のサイト、に異論の余地はない。が「ローマは一日にして成らず」「百里の道も一足から」であろう。要は「額に汗した結果」と言えよう。
 坂口氏は、「成功のカギは全国の物件が網羅的に掲載されている、物件掲載数ナンバーワン・サイトであることが重要だと思った。そのために、全国の不動産会社を回り、趣旨を説き、収益物件の掲載に努めました」と、「地道さ」を語った。事実であろうし、それが今日の「楽待サイト」隆盛の礎になっていよう。

(続きは、「日本ネット経済新聞」12月2日号で)

【著者プロフィール】
千葉明(ちば・あきら)氏
 1949年群馬県生まれ。明治大学政経学部卒業後、1973年4月、日本短波放送(現日経ラジオ社)入社。1976年5月、経済評論家・亀岡大郎氏に師事。1982年6月、独立、(有)オフィスエーシー設立。そして自営のいまも、新聞・雑誌の原稿作成、書籍上梓、講演活動に従事。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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