【次代を担う企業の「EC戦略」】第18回〈よりそう(下)〉 「ライフエンディング・プラットフォーム」構築目指す

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 インターネットを生かし世の不幸をなくす。そんな芦沢(雅治)CEOの想いから設立された、よりそう。現状では、葬儀関連サービスとして「よりそうお葬式」「よりそうお坊さん便」の二つのサイトが運営されている。
 前者は、独自の葬儀プランを提供するサイト。詳細についてはHPに委ねるが、NHKでも紹介された。全国4000の葬儀式場と提携している。
 後者は、ネットを通じて定額(モデレイトなお布施)で僧侶の手配ができるサイトだ。
 そうしたサイト運用に際して、「万が一、提供したプランに満足できなかった場合は費用の全額返済」がうたわれている。また会員(数万人規模)は、記した「よりそうお坊さん便」をはじめ、約20のサービスに関する情報の提供やサービスの割引などが受けられる。
 斯界には鎌倉新書というライバルが存在する。「差別化戦略を伺いたい」という問いかけに篠崎新悟COOは、「あちらは葬儀社などに関する情報をポータルサイト中心に運営しておられる。弊社は自らサービスを設計し、提携パートナーと協力して提供する事業を主軸にしています」と言い切った。

(続きは、「日本ネット経済新聞」3月11日号で)

【著者プロフィール】
千葉明(ちば・あきら)氏
 1949年群馬県生まれ。明治大学政経学部卒業後、1973年4月、日本短波放送(現日経ラジオ社)入社。1976年5月、経済評論家・亀岡大郎氏に師事。1982年6月、独立、(有)オフィスエーシー設立。そして自営のいまも、新聞・雑誌の原稿作成、書籍上梓、講演活動に従事。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

次代を担う企業の「EC戦略」 連載記事
List

Page Topへ