ランドセルや学習机などをECで販売する「イトーキオンラインショップ」を運営するイトーキ(本社東京都、平井嘉朗社長)は19年4月に自社サイトをリニューアルした。ECサイトを、BtoBでオフィス家具類を販売する「オフィスサイト」と、BtoCで学習机などを販売する「ホームファニシングサイト」の二つに分割したという。サイトごとにターゲットを明確化することにより、それぞれの新規顧客の獲得拡大を狙っていくとしている。
オフィスサイトでは、同社の主力商品である「イス」を中心に販売する。働き方改革を支援するサイトにしていくのだという。すでに同サイトでは、「起業する人向けの家具」というテーマの特集コラムの掲載も始めている。
ホームファニシングサイトでは、同社がこれまで培ってきたメーカーとしての知見や経験を生かし開発した、こどもの自主的な成長をサポートする収納家具「できラボ」シリーズを中心に販売する。「こどもに良い学習環境とは」といった保護者向けコンテンツを作成、そこから購入までの動線を作っているという。
「EC売上高については、毎年伸長している」(広報IR室・近藤愛子氏)と話している。
【データ】 ■販売チャネル「自社サイト」「楽天市場」「ヤフーショッピング」「Amazon」「LOHACO」「au Wowma!」■導入システム「ecbeing(サイト構築)」
【リニューアルのポイント】 〈イトーキオンラインショップ〉/ターゲット明確化で新規獲得拡大へ
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