2021年EC市場展望

D2C

SBペイメントサービス

常務取締役CSO 平田敏昭 氏 新ビジネスモデルに”摩擦”ない決済を

 決済代行大手のSBペイメントサービス(本社東京都)の平田敏昭常務取締役CSOは、20年のEC市場の決済について、「サブスクリプションと呼ばれるさまざまなビジネスモデルのECが誕生する中で、ユーザーが途中で購入をちゅうちょしない”摩擦レス”な決済手段の導入が求められる時代になる」と話す。

 20年は次々と新しいビジネスモデルのEC企業が登場するようになるだろう。19年も、IoT機器を使った新しい定期購入の仕組みや、継続課金の仕組みのビジネスが誕生した。物販に限らず、多くのブランドが「D2C(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)」を掲げた独自のサービスを打ち出している。今後もこの流れは加速するだろう。
 今後は特に、ユーチューブやインスタグラムといった、さまざまなSNSを自社のサービスに直結させるという流れが予想される。ブランドとユーザーとのコミュニケーションのさらなる活発化が進むだろう。
 新しいサービスが、ユーザーとコミュニケーションを図ろうとするとき、決済手段が重要になる。ユーザーが離脱してしまうような、摩擦係数が高い決済手段は極力避けるべきだ。ユーザーがシームレスに、決済を済ませられる仕組みを構築する必要がある。
 一方で、ECサイトを狙う不正な購入の手口も巧妙化している。盗まれたユーザーIDやパスワード、クレジットカード情報が、ダークウェブで販売され、加盟店が気付かない手段で不正が行われる。オリンピックイヤーということもあり、ECサイトへの不正アクセスは今後も増加する可能性が高い。
 ECサイトを運営する事業者は、ユーザーにとってシームレスなさまざまな決済手段を、高度なセキュリティーを担保しつつ、導入しなければならない時代になっている。
 決済代行の当社に委託してもらえれば、それは可能だ。EC向けにさまざまな「ペイ」を提供しているほか、AIを使った高度な不正検知の技術も開発を進めている。


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