2022年 有力EC事業者・有識者が市場を予測
- 2022/01/13
- 日本ネット経済新聞
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事業者に聞く!【2022年 事業戦略】

ストリーム
ストリームの21年2―10月期(第3四半期)のEC売上高は、前年同期比3.8%増の197億2800万円となった。巣ごもり消費が落ち着きを見せる中、通期業績も増収で着地する見通しだ。22年はさらなる成長を見据え、家電レンタルや中古家電販売など、家電ECを基盤に事業領域を拡大していく計画だ。
今期(22年1月期)は増収減益という状況で進んでいる。家電市場全体では、巣ごもり消費や定額給付金で活況となった20年からの反動によるところが大きい。
市況が悪い中、増収を維持できている現状には確かな手応えを得ている。通期の連結業績についても、予想通り増収で着地する見通しだ。
今年も基本的には現在の方針を踏襲していく。厳しい環境の中でEC運用を通じてつかんだ「こつ」を、ブラッシュアップしていく1年となるだろう。今期同様に増収を継続、そして再び増益に転じていくと考えている。
■BtoBレンタルも
近年注力しているのがリユース家電を活用したサービスだ。その背景には、SDGs(持続可能な開発目標)との関連も大きい。消費者の課題意識が高まれば当然市場も広がっていくだろう。企業として取り組みを強化していくとともに、社会に求められるサービスを強化していく。
家電レンタルサービス「Rentoco(レントコ)」は20年4月の開始後、着実にサービス規模を広げている。
今後、他社が展開するレンタルサービスと家電分野での提携なども視野に入れており、BtoBの活用もさらに進んでいくと考えている。ワクチン接種会場で一定期間必要な空気清浄機の提供など、当初想定していなかった需要も生まれている。
21年12月には、中古家電を販売する新サービス「ちゅうとこ」を自社ECサイト内で開始した。中古家電は今後も市場の拡大を予測しており、右肩上がりでシェアを拡大していけると考えている。サービス強化に向け「ちゅうとこ」名義でのモール出店なども検討していく。
加えて強化している分野がライブコマースだ。テレビ通販のマーケットが一定規模移行していくという想定のもと準備を進めている。
グループ会社であるエックスワンのスタジオなど、当社はライブコマースを実施する上での基盤もある。将来的には自社の配信のみならず、フォーマットの外部提供なども視野に入れている。
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