【ネットショップ 「売れる」デザイン・演出テクニック】連載126 季節感と初物文化(2022年10月13日号)

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 10月に入り、ようやく秋の気配が漂ってきました。日本の四季は、世界的に見ても、変化が顕著で分かりやすいと言えます。
 季節の移ろいを感じるのに一役買っているのが「初物」です。
 今回は日本における初物文化と旬にスポットを当て、ECでの訴求方法を考えてみます。


■初物は縁起物?

 初物とは、その季節に初めて収穫した野菜や果物、穀物、魚など、その年に初めて食べるものを指します。日本では古来より縁起が良いとされてきました。
 初物が入ることわざに「初物七十五日」があり、「初物を食すことで七十五日延命できる」と言われています。
 このことわざは、江戸時代に、死刑囚が死ぬ前に食べたいものを問われた際、延命するために少し先の「初物」を所望したことから、生まれたそうです。刑の執行時期が伸び、結果的に延命できたことが由来と言われています。
 七十五日は、初物が収穫される季節の区切りを指しますが、縁起を重んじる日本人は初物を延命の象徴と捉え、初物=縁起物として広め、現代まで浸透したと言えるでしょう。
 初物の代表食材といえば、「初鰹」「初鮭」「初ナス」「初キノコ」です。初物と同じ意味で捉えがちな旬ですが、初物が「走り」なら、旬は「出盛り」で、その食材が多く出回る、おいしい食べ頃を指します。
 旬の食材は市場に多く出回り、販売価格が安く、おいしい傾向があります。
 昨今の物価高騰によるシワ寄せを受ける消費者にとっては、旬を迎えた食材の方が家計に優しくなじみ深いといえます。


■消費者の購買意欲を刺激する二つの「予」

(続きは、「日本ネット経済新聞」10月13日号で)

〈著者プロフィール〉
 長山衛(ながやま・まもる)氏
 某大手食品ECサイトで運営を手掛けた後、08年10月にECサイトの運営代行などを手掛ける株式会社ネットショップ総研を設立。
 11年11月に「食品ネットショップ『10倍』売るための教科書 リピーターを確実に増やす商品プレゼン77のテクニック」(日本実業出版社)を上梓。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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