【ネットショップ 「売れる」デザイン・演出テクニック】連載122 魅力倍増! 商品画像撮影のコツ(2022年6月23日号)

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 消費者が商品を購入する際、最初に目にするのが商品画像です。型番商品を扱っている場合、競合と比較されることも多く、商品画像のクオリティーが低いと選択肢から外される可能性が高くなってしまいます。
 今回は自社で撮影することを念頭に、商品の魅力を最大限に引き出す「商品画像撮影のコツ」を伝授します。


■光源で見え方は変わる

 一昔前までは、商品画像の撮影と言えば一眼レフカメラでした。今は、高性能なカメラと画像補正機能を搭載したスマートフォンの登場により、素人でもクオリティーが高い撮影ができるようになりました。
 商品画像に適した撮影場所はジャンルによってさまざまですが、屋内・屋外を問わず、撮影は晴れた日に行います。理由は光源によって商品の見え方が大きく変わるからです。
晴れた日の屋外は自然光があるため、明度の高い画像が撮れます。一方、曇りの日の屋外は光量が不十分です。
 晴れた日でも、屋内は自然光が遮断されるため、人工光や照明機材を追加するなど、明度に考慮する必要があります。屋内での撮影時に特に気を付けたいのが、「色被り」です。
 部屋に備え付けてあるライトの色が「昼白色」の場合、自然光に近いため商品に被ったとしても影響はありません。
 しかし、青みがかった白の「昼光色」や、オレンジがかった「電球色」の場合、商品の色合いが変化して見えるため、注意が必要です。
 それぞれの人工光が持つ色合いの特性を生かすべきでしょう。爽やかなイメージに見せたい商品は「昼光色」が良いでしょうし、優しいイメージに見せたい商品は「電球色」が合います。消費者に与えたい商品のイメージを考慮しながらチョイスすると良いでしょう。
 もし色被りによって、意図した色と違うイメージに仕上がった場合は、被ってしまった色の調整を必ず行いましょう。


■良くも悪くも商品が目立つ白背景

(続きは、「日本ネット経済新聞」6月23日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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