【ネットショップ「売れる」デザイン・演出テクニック】連載61 マンネリに打ち勝つデザイン【下】

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■表現を細分化して考える

 ECサイトのデザインがマンネリ化しない秘訣として、前回はデザインに着手する前に商品に付随する「キーワード」をたくさん考えることと、キーワードから連想される「イメージ」も思い付く限り文字に起こすことを提案しました。また、イメージが女性向けである場合などはプレゼントする男性の目線など、真逆の視点を持つことでデザインの幅が広がることをお伝えしました。
 デザインにマンネリを感じるか否かは人それぞれですが、少人数で店舗を運営している場合、自分のデザインを批評されることが少なく、デザインに費やす時間も限られるため、デザイナーの好みや主観が存分に反映された偏ったデザインになりやすい傾向にあります。
 ECにおけるデザインの根幹には、お客さまに納得いただき商品を購入してもらうという一つのゴールがあるため、見た目の美しさや完成度だけではなく、商品の特性を伝える文字情報を整理することも大切な要素です。
 装飾やエフェクトに凝るあまり、本来伝えるべき情報がおろそかになっていないか、お客さまに本当に伝えたいことは伝わっているのか、改めて考える必要があります。
(続きは、「日本ネット経済新聞」6月15日号で)


【著者プロフィール】
 長山衛(ながやま・まもる)氏
 某大手食品ECサイトで運営を手掛けた後、08年10月にECサイトの運営代行などを手掛ける株式会社ネットショップ総研を設立。
 11年11月に「食品ネットショップ『10倍』売るための教科書 リピーターを確実に増やす商品プレゼン77のテクニック」(日本実業出版社)を上梓。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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