【ネットショップ 「売れる」デザイン・演出テクニック】連載86 エモーショナルな母の日施策

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ライフスタイルの変化とギフトの相関性

 今回は、5月の改元を踏まえた「母の日」対策を伝授します。
 近年の「母の日」のプレゼント需要などによる市場規模は、「父の日」と比較すると、約2倍ともいわれています。「母の日」の市場が拡大した理由の一つに、ライフスタイルの変化が挙げられます。
 例えば、「母の日」にギフトを贈られる母親世代は、近年の女性の社会進出に伴い、働き手として活躍しているケースが多いです。
 そのため、「母の日」の定番のフラワーギフト以外にも、働く母親のための「役立ちギフト」への注目が高まっています。特に美容家電や効率的に家事がこなせる「時短アイテム」の需要が年々増加する傾向にあります。
 美容家電を贈ろうとしている人の場合、「母の日」という雰囲気に背中を押されて、少々高額でも購入を決めるケースが考えられます。特に贈り主が女性の場合、母親から感想を聞くこともできますし、後日自分で使用したりもできます。そのため、結果的に贈る側にもメリットが大きいのです。
 時短アイテムを贈る場合は、離れて暮らしており、普段なかなか会えないというケースも多いのです。「母親の手助けがしたい」と考える人が多いのが、人気の理由でしょう。

(続きは、「日本ネット経済新聞」3月7日号で)

〈著者プロフィール〉
 長山衛(ながやま・まもる)氏
 某大手食品ECサイトで運営を手掛けた後、08年10月にECサイトの運営代行などを手掛ける株式会社ネットショップ総研を設立。
 11年11月に「食品ネットショップ『10倍』売るための教科書 リピーターを確実に増やす商品プレゼン77のテクニック」(日本実業出版社)を上梓。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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