【ネットショップ 「売れる」デザイン・演出テクニック】連載82 送料事前提示でカゴ落ち防げ

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■カゴ落ちのメカニズム
 ECサイトを運営していく上で最も避けたい「カゴ落ち」。世界レベルで見たカゴ落ち率は約70%とも言われており、ECにおける死活問題です。
 そこで今回は、カゴ落ちする要因と予防策を伝授します。
 そもそも「カゴ落ち」とは、ECサイトのショッピングカート内に商品が入ったまま購入されない状態を意味します。
 なぜ消費者はカート内に商品を入れたのに購入しないのでしょうか? 消費者心理として以下のようなことが考えられます。
 「今すぐ欲しくはないけれど、とりあえず気になるので商品をお気に入り登録するような気持ちでカートに入れてみた」「今購入してもいいが同じような商品がもう少し安価で他店にあるかもしれないから比較してみたいので一応カートに入れておく」といった気持ちでカートに商品をいれた消費者の場合、「カートに入れたはいいが熱が冷めて買うタイミングを失った」 「他店でさらに良い商品を見つけてそちらを購入した」といったケースも少なくないと思います。つまり、比較的軽い気持ちでカゴ落ちしてしまうケースが多いのではないでしょうか。
 では反対に、今すぐ購入する気持ちで商品をカートに入れたのに、購入するのをやめたくなる直接的な要因とは一体どのようなことでしょうか。

(続きは、「日本ネット経済新聞」11月29日号で)

〈著者プロフィール〉
 長山衛(ながやま・まもる)氏
 某大手食品ECサイトで運営を手掛けた後、08年10月にECサイトの運営代行などを手掛ける株式会社ネットショップ総研を設立。
 11年11月に「食品ネットショップ『10倍』売るための教科書 リピーターを確実に増やす商品プレゼン77のテクニック」(日本実業出版社)を上梓。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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