【化粧品・健康食品業界のためのダイレクトマーケティング 成功と失敗の法則】〈14〉 効果の出る広告を予測することは不可能(2)

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 こんにちは。EC・通販コンサルタントの山口です。今回も化粧品・健康食品業界のダイレクトマーケティングに役立つ情報をお届けします。


■大きな部分から小さな部分へと

 前回は、広告効果改善のために、テストは必須であることをお話してきました。では、実際のクリエーティブの「ABテスト」は、どのように行うべきなのでしょうか。
 「ABテスト」では、「消費者に与える影響」が、「大きな部分」から「小さな部分」へと検証を進めることがポイントです。化粧水の広告を作る場合を例にして想定してみましょう。
 同じ商品について「毛穴の悩みについて、フォーカスし訴求していくパターン」と、「保湿効果の高さについての効能効果を訴求していくパターン」の二つを作ります。
 たとえ同じ商品だとしても、訴求する内容が異なるため、消費者に伝わる情報や印象は全く異なったものとなります。
 具体的には、ファーストビュー(広告やランディングページにアクセスしたユーザーが最初に見る画面の範囲)において、どのような内容を訴求しているかが最も重要です。
 このように、まずは分かりやすい大きな訴求軸をテストしていくことから始めて、どちらの訴求軸の反応が良かったかを検証し、効果の良かったものを採用していきます。

(続きは、「日本ネット経済新聞」4月1日号で)

〈プロフィール〉
山口 尚大(やまぐち・たかひろ)
 EC・通販コンサルタント。クリームチームマーケティング合同会社代表兼CEO。2006年より化粧品、健食業界に特化したダイレクトマーケティング支援を行い、150社250ブランドを超えるクライアントの売り上げアップを実現。豊富な経験とノウハウをもとに最新のアウトプットを提供している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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